加工の種類

加工の種類

プレス加工システムの分類

ダブルポイントサーボプレス アマダマシンツール SEDW3025

プレス金型と一言で言っても、材料をどのように加工するのかによっていくつかに分類されます。

プレス加工システムには一般的なものから特殊なものまでありますが、こちらでは代表的な3つのプレス加工システムについてご紹介いたします。

 

単発型

単発型とは、作業者が手作業で材料の出し入れを行い、外形抜きや穴抜き、曲げ、絞りなどの1工程のみを加工する最も単純な型です。

生産台数の少ない加工に適しており、型がそれぞれ分離していることから金型がシンプルなため、メンテナンスも容易だというメリットがあります。

 

順送型

順送型

順送型とは、数多くの工程を単一型内に等ピッチで順番に配置し、順次材料を送って連続で加工できるよう設計された型です。

金型が重く、単発型に比べるとメンテナンスに手間がかかりますが、一度プレスにセッティングすれば自動加工できることから、大量生産に向いています。

トランスファー型

トランスファー型とは、独立した金型を工程順に等ピッチで配列する型のことです。プレス機械と搬送装置を同期させることで自動的に連続加工ができるため、大量生産に向いています。

順送型と比べて高速化しにくいため、単位時間当たりの生産数は低くなってしまいますが、歩留まりが高いのが特徴です。

 

プレス加工のメリット

様々な金属加工方法の中でも、プレス加工が優れている点はどういったところなのか、ご紹介します。

 

複雑な形状の加工が可能

複雑な形状

プレス加工は、他の加工方法に比べて軽く、小さい、薄い製品を製作できます。そのため、軽量化を考えている時にはプレス加工が最適と言えます。また、成形型の組み合わせによっては、複雑な製品の成形も可能です。

弊社はファインブランキング金型と精密金型を得意としており、どんなに複雑な形状でも、ご満足いただけるものを製作いたします。

 

コスト改善

切削加工には多くの時間がかかってしまうため、1個の部品を作るのも一苦労です。

しかし、プレス加工は金型さえあれば時間をかけることなく、簡単に製作できます。切削加工での加工時間と比較しても、同じ時間でプレス加工の方がより大量に生産できるため、必然的に1個あたりの単価が非常に安くなり、コスト改善に繋がります。

初期コストとして金型製作費用はかかってしまうものの、ある程度生産計画が見えている場合には、プレス加工に切り替えたほうが大幅なコスト改善効果が期待できます。

 

生産性が高い

生産性

プレス加工は他の加工方法に比べて、生産性が非常に高いと言えます。

連続加工も可能であるため、この連続的な加工を自動化すればさらなる生産性の向上が期待できます。

大量に加工するプレス加工は品質もばらつきが小さいため、品質の安定にも繋がります。

 

 

ファインブランキングの基礎知識

こちらでは、高精度を可能にするプレス技術として様々な分野で活用されているファインブランキングについてご紹介いたします。

 

ファインブランキングの仕組み

ファインブランキングとは精密打ち抜き加工の一種で、静水圧効果によって亀裂発生を防ぎ打ち抜く方法です。

よく知られているプレス加工はダイの上に置いた自動車部品などの加工物を、パンチで圧を加えて打ち抜く方法ですが、このとき、打ち抜くためにはどうしてもダイとパンチの間に、ある程度の隙間を作る必要があります。しかし、この隙間があることで断面が傾斜になり、ダレやバリの原因となってしまうのです。

ファインブランキングは一般的なプレス加工とは違い、隙間を極力なくした上、上下両方から圧を加えるため、凹凸のない断面と直角度に優れた高い精度の製品を作ることが可能です。

 

ファインブランキングの特徴


製品精度が高い

ファインブランキングは、厚みのある板を打ち抜く工程に優れており、一般的なプレス加工では不可能なミクロン単位の加工が可能です。絞りや曲げなどを組み合わせた複雑な形状の成形もでき、高い精度が求められる製品の加工に最適です。

この精度の高さから、世界で数多く生産されているファインブランキング部品のほとんどは、自動車部品として採用されています。

ファインブランキング2

 

幅広い素材で加工可能

ファインブランキングでは、一般的なプレス加工では使うことができない一般鋼はもちろん、特殊鋼やステンレス鋼などの難加工材でも高い精度で加工できます。

そのため、医療機器や航空宇宙分野など、幅広い分野でファインブランキング部品が使われています。

 

 

知っておきたい金型用語

携帯部品や自動車部品を成形する際に使用される金型の理解を深めるなら、金型用語を把握しておくことをおすすめします。

 

ワイヤー放電加工

ワイヤー放電加工機

ワイヤー放電加工とは、工作物と走行する直径0.03~0.3mmのワイヤー電極との間の放電現象を利用する加工です。

ワイヤー電極は電気を放電させるだけで工作物には接触しないため、どんな硬い材質であっても導電性さえあれば加工することができます。曲線形状などの複雑な形状でも加工し、工具を替えたり掴み替えたりする手間もいりません。

 

マシニングセンタ

マシニングセンタ

マシニングセンタとは、自動工具交換機能を持ち、複合的に多種類の加工を1台でこなす数値制御工作機械のことです。1台で複数の加工工程を行うことで、時間・生産性の向上も可能です。

また、ツールマガジンと呼ばれる場所には多種類の切削工具が格納されており、人の手で交換しなくても自動で工具を交換することができます。そのため、「無駄な手間や労力を省く」「製造時の無人化によって人材不足を補う」など様々なメリットが期待できます。

 

鏡面仕上げ

鏡面仕上げとは、金型の表面をまるで本物の鏡のように滑らかで、光沢のある状態に仕上げるものです。何度もチェックを行いながら、ミクロンの世界を研き出す技術が求められるため、磨き加工の中でも高い技術を必要とします。

 

冷間鍛造

金属を塑性加工する加工方法の1つである鍛造の中でも、常温下で鍛造することを冷間鍛造と言います。冷間加工を受けた製品は組織が微細化し、金属繊維が断ち切れ難くなるため、強度の高いものを作ることができるのが特徴です。

虫ピンやネジ、ボルト、ナット、自動車駆動軸などは冷間鍛造によって量産されています。

 

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