金型が出来上がるまで
自動車の部品加工などに使われている金型は、どのようにして作られているのでしょうか。
こちらでは、金型ができ上がるまでの工程をご紹介します。
1. 設計
受注後、お客様とどのような金型を作るか打ち合わせを行い、その後、2Dと3Dを使い分けて設計を行います。一般的には2Dが主で、一部部品で3D形状があれば、その部分を3Dで設計していきます。
弊社では金型メンバーだけではなく、プレス作業者も踏まえた設計・製造・製作・メンテナンスの4方向から検討を行っております。
2. 制作・加工
CAD図面作成が完了したら、図面を基に材料を発注し製作を開始します。金型の製作には放電加工機、マニシングなどの工作機械を使用します。
高い品質を意識し、長年の経験と実績で培ってきた豊富なノウハウを生かして、お客様にご満足いただける製品を製作いたします。
3. 組立
部品が完成したら、組立を行います。図面を見ながら寸分の狂いもなく順番通りに組立て、熟練技術者の手で納得がいくまで微調整を行います。
4. 試作作業
金型完成後、実際にプレス機にセットして試作作業を行います。プレス加工がスムーズに進むかなどの確認を行い、もし不具合が確認されたら微量な調整を加えながら合格するまで試作作業を繰り返します。
また、画像測定器などを用いて交差外れや傷の有無もチェックし、お客様のもとへ完璧な状態でお届けいたします。
5. 納品
試作品合格後、お客様へ納品いたします。弊社では、一貫生産管理体制により無駄なロスを省くことで、短納期を実現しております。