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金属について

金属加工は、私たちの身の回りにある製品や部品などを作る上で欠かせないものです。加工方法の1つであるプレス加工では、様々な種類の金属が使われています。

 

アルミニウム

アルミニウム

アルミニウムは金属の中で最も軽く、銅に次いで電気や熱の伝導率が高い材料です。切削加工性に優れていることから、機械部品などにも使われています。また、アルミニウムは比強度が高いという特徴もあります。

マグネシウムやマンガン、銅、亜鉛などを添加したり、熱処理を行うことで強度が増すため、宇宙開発などでも注目されています。

 

ステンレス

ステンレス

ステンレスとは鉄を主成分とし、10.5%以上のクロムを含有した合金のことで、「Stein(サビ・汚れ)」「less(ない)」という名前通り、さびにくいのが特徴です。なぜステンレスがさびにくいのかというと、鉄にクロムを含むことで酸素と結合し、表面に薄い保護皮膜を生成するためです。

この保護皮膜はとても薄いものですが、非常に強く、たとえ壊れてしまっても周囲に酸素さえあれば自動的に再生する機能が備わっています。つまり、酸素が遮断されない限りさびることはありません。

 

ハイテン材

ハイテン材は高張力鋼のことで、高張力は英語でハイテンションなため、ハイテン材と呼ばれています。鉄にマンガンやシリコンなどを加え、冷却工程で強度を強めた鋼板です。

引っ張りに対し強く、薄くても強度があることから、軽量化を重視する自動車部品加工や船舶部品加工などに多く使われています。

 

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